塾長  正岡 勲

この仕事に携わらせていただいて、普段から「学力」という言葉をよく使用していますが、実はこの言葉ほど捉えどころのない言葉はないと思っています。「学力」とは何でしょうか?記憶力のことでしょうか?計算ができるということでしょうか?読解力でしょうか?言語を運用する力のことでしょうか?論理的思考力のことでしょうか?多角的に物を見ることのできる力でしょうか?事象を細かに分析する力でしょうか?それとも無から有を生み出す創造力でしょうか?確かにこれらはどれも学力ではありますが、学力の一側面に過ぎません。誠に恥ずかしいことではありますが、私自身未だに学力の本質を捉え切れていません。ひょっとすると学力の本質などというものは存在しないのかもしれません。しかしながら、もし学力の本質が掴めれば、究極の指導が可能になります。塾に関わる皆様全員を幸せにすることができます。私は少しでもそこに近づけるように努め、その過程で得られた知見はお預かりしたお子様に還元していきたいと思っています。